エアソミュールが三度目の重賞制覇を狙う。前走後はここを目標に調整。1日には栗東CWで
エアハリファ(6歳オープン)と併せ馬を行い、5F68秒7-37秒4-11秒7の時計で併入し、力感のある動きを披露。8日に函館競馬場へ入厩した。10日には函館Wで5F73秒5-13秒9(馬なり)。キビキビとした動きで毛ヅヤも良く、好気配だ。「函館ではさらっとやる程度で大丈夫」と松田助手。栗東で十分に追い切りを消化しており、態勢は整っている。
昨年の鳴尾記念で重賞初制覇を達成。同年の毎日王冠では後に天皇賞・秋を制した
スピルバーグ(3着)を破り、二度目のタイトルを獲得した。目下、7戦連続重賞で掲示板を確保。「気性面の成長が大きい。折り合いの心配がなくなったことで、しまいは必ず伸びてくれるようになった。ここで足固めをして秋につなげたい」とVへの意欲を覗かせる。堅実性が光る6歳馬が北の大地で躍動する。
6番人気の巴賞で3着に入った
リベルタス。好位からしぶとく脚を伸ばした内容に松田助手は「いい位置で流れに乗って競馬ができた」と振り返る。10日に函館Wで5F75秒8-15秒5(馬なり)。使った直後だけに15-15の軽めの調整だが、馬体に張りがあり、順調そのもの。「引き続き馬の温泉に入れて体の硬さをとりながらの調整。順調だね。ここでも上位争いをしてほしい」と出来の良さでの再度の好走に期待を寄せていた。