29日、JRAは2006年度のグローバル・スプリント・チャレンジ(Global Sprint Challenge)の概要を発表した。06年からは新たに香港の香港スプリント(香G1・芝1000m)が追加され、合計7競走で施行される。またチャンピオンの条件が変更され、新たにシリーズ・ボーナスが新設されることとなった。
グローバル・スプリント・チャレンジは2005年から開催され、豪・英・日の3ヵ国を舞台(各国2レースずつ)に実施される国際スプリントシリーズ戦。05年シリーズは、10月2日のスプリンターズS(GI)にも出走するケープオブグッドホープ Cape of Good Hope(セン7、香・D.オートン厩舎)が、第1戦となるライトニングS(豪G1・芝1000m)3着、2戦目のオーストラリアS(豪G1・芝1200m)を制し、第3戦キングススタンドS(英G2・芝5f)は4着。さらに第4戦ゴールデンジュビリーS(英G1・芝6f)に勝利し、合計ポイントを54点でシリーズの優勝を決めている。06年のシリーズの詳細は以下の通り。
【シリーズ構成】
2/4 豪・フレミントン競馬場
ライトニングS(豪G1・芝1000m、馬齢)
2/18 豪・ムーニーヴァレー競馬場
オーストラリアS(豪G1・芝1200m、馬齢)
6/20 英・アスコット競馬場
キングズスタンドS(英G2・芝1000m、別定)
6/24 英・アスコット競馬場
ゴールデンジュビリーS(英G1・芝1200m、馬齢)
未定 阪神競馬場
セントウルS(GIII・芝1200m、別定)
未定 中山競馬場
スプリンターズS(GI・芝1200m、定量)
12/10 シャティン競馬場
香港スプリント(香G1・芝1000m、定量)
【優勝の決定方法】
(1)各競走の入着ポイント方式
優勝 10ポイント
2着 5ポイント
3着 4ポイント
4着 3ポイント
5着 2ポイント
着外 1ポイント
※遠征馬の獲得ポイントは2倍
(2)優勝馬は3ヵ国以上の競走に出走し、42ポイント以上獲得した馬とする(優勝馬なしもあり得る)。
【シリーズ・ボーナス】
(1)関係者に優勝トロフィーを贈呈
(2)馬主夫妻に各シリーズ主催競馬の観戦旅行を贈呈
(3)4ヵ国に参戦し、3ヵ国でG1を3勝以上した場合、100万ドルのボーナスを交付