オールカマーなど重賞2勝を挙げているローシャムパーク(美浦・田中博康厩舎)。次走は宝塚記念(6月15日・阪神芝2200m)への出走を予定。美浦所属だが、すでに栗東に滞在しており、今朝5日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。

　レースでの騎乗予定が発表された池添謙一騎手が跨って、CWでの2頭併せ。リチャ(5歳・3勝クラス)が先行していたが、6F標識を通過したところから14秒を切るラップ。そこからずっと13秒台が続いていたが、それでも後ろにいたローシャムパークは行きたそうな手応え。

　4コーナーを回る時には12秒台のラップに突入して、最後の直線はどうなるだろうというスピード感。これを楽々と外から交わしていって、ゴールでは4馬身ほど先着してのフィニッシュだった。

　時計は6F75.2〜5F62.0〜4F48.6〜3F35.3〜2F22.6〜1F11.3秒。もちろん、6Fは5日の一番時計。この数字をまだ余力ありそうな手応えでマークするのだから、スピードの持続力に関してはとんでもない高い能力を秘めているはず。昨年の宝塚記念は5着だったが、今年は栗東に滞在しての調整だけに昨年とは違うだろう。

(取材・文：井内利彰)