「2歳新馬」(中京5R・芝1400m)
ディープインパクト産駒の
ワントゥワン(牝、栗東・藤岡)が直線で力強く抜け出し、1分23秒0のタイムで1番人気に応えた。スタートして少し促す場面はあったが、すぐに好位のポジションへ。4角で外めへ持ち出して先行馬を射程圏に入れると、直線半ばからはリードを広げる一方。しっかりとした末脚で初陣を飾った。母ワンカラットは10年函館スプリントSをレコード勝ちするなど重賞を4勝した活躍馬。期待が膨らむ内容だった。なお、2馬身半差の2着は3番手から進めた2番人気の
アンシエルワープ、さらに半馬身差の3着にはコースロスなく立ち回った8番人気の
ベルフラワーが入った。
「さすがという感じ。距離が延びて良さそうで母とは似ていないが、思い入れの深い血統ですから」と母の主戦でもあった藤岡佑は笑顔を見せた。母は現1歳の牝馬(父ネオユニヴァース)を産み落とした後に他界している。