栗東CWで“攻め”の追い切りを行ったクロスクリーガー
確かに勝負に出たのは2着に敗れた前走のジャパンダートダービー。さらなる上積みを求めるのは酷だ。しかし
クロスクリーガーの調整に緩みはない。栗東CWの3角過ぎからピッチを上げる併せ馬で陣営は攻める姿勢を崩さなかった。
6F79秒3(3F37秒2)の好タイムで最後は
ミルクアロー(3歳未勝利)と併入。早めに追い出したにもかかわらず、上がりもラスト1F12秒8と止まらずに加速を続けた。庄野師も「予想より時計が速めだったけど、いい動きをしているよ」と合格点だ。
ここまでダートで複勝圏を外しておらず実績上位は明らかだ。「レースが上手で左回りも苦にしないだろうし、距離短縮もいい方に向くでしょう」とトレーナーも強気な姿勢を崩さない。
一方で心配なのは「見えない疲れ」だ。「前走後に多少疲れはあったけど持ち直しているし、維持していればと思います」。例年以上の猛暑。人事は尽くしているだけに、祈るような思いで送り出す。