凱旋門賞、ハリケーンランが優勝

2005年10月03日 12:26

 現地時間2日、仏・ロンシャン競馬場で行われたワールドシリーズ・レーシングチャンピオンシップの第7戦、凱旋門賞(3歳上牡・牝、仏G1・芝2400m)は、K.ファロン騎手騎乗の1番人気ハリケーンラン Hurricane Run(牡3、仏・A.ファーブル厩舎)が、好位追走から直線内を突いて伸び、先に抜け出した4番人気ウェスターナー Westernerを2馬身交わして優勝した。勝ちタイムは2分27秒40(稍重)。さらに1.1/2馬身差の3着には、3番人気に推された昨年の覇者バゴ Bagoが入った。2番人気に支持された英ダービー(英G1)馬モティヴェーター Motivatorは、直線差を詰めたが5着に敗れた。

 勝ったハリケーンランは、父モンジュー Montjeu、母Hold On(その父Surumu)という血統の愛国産馬。伯父にベルギーダービー(G1)を制したバルカンプリンス Balkan Princeがいる。デビュー2連勝で臨んだ今年5月のオカール賞(仏G2)では、5馬身差圧勝で重賞初制覇を達成。続く仏ダービー(仏G1)は1番人気ながら、シャマーダル Shamardalの2着に敗れた。その後、愛ダービー(愛G1)を制し、前走のニエユ賞(仏G2)では圧倒的1番人気(単勝約1.2倍)に応えて勝利を飾っていた。通算成績7戦6勝(重賞4勝)

 鞍上のK.ファロン騎手は凱旋門賞初勝利。管理するA.ファーブル調教師は、87年トランポリノ Trempolino、92年スボティカ Subotica、94年カーネギー Carnegie、97年パントレセレブル Peintre Celebre、98年サガミックス Sagamixに続き同レース6勝目となった。優勝馬の父モンジューは、現3歳世代が初年度産駒。自身は99年凱旋門賞でエルコンドルパサーを破って優勝しており、今回の勝利で愛ダービーに続く父子制覇を達成した。

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