6日、昨年の英・キングジョージ6世&クイーンエリザベスDS(英G1・芝12f)を制し、英・最優秀古牡馬に輝いたドワイエン Doyen(牡5、英・S.ビン・スルール厩舎)が現役を引退し、英・ニューマーケットにあるダルハムホールスタッドで種牡馬入りすることが分かった。
ドワイエンは、父Sadler's Wells、母が90年の仏オークス(仏G1)2着馬Moon Cactus(その父Kris)という血統。全姉に95年英オークス(英G1)馬ムーンシェル Moonshellがいる。2歳時の02年10月に仏・A.ファーブル厩舎からデビュー(5着)。翌年3月、サンクルーでの2戦目(芝2400m)で初勝利をあげると、3連勝でリス賞(仏G3・芝2400m)に優勝し重賞初制覇を達成。同年凱旋門賞(仏G1)ではダラカニ Dalakhaniの4着に入っていた。04年には、ゴドルフィン、S.ビン・スルール厩舎に移籍。コロネーションC(英G1)で2着した後、ハードウィックS(英G2)をコースレコード(2着に6馬身差)で圧勝し、続くキングジョージ6世&クイーンエリザベスDSで初G1制覇を成し遂げた。その後は勝ち星を挙げることができず、今年8月の英インターナショナルS(英G1)でもエレクトロキューショニスト Electrocutionistの6着に敗れていた。通算成績14戦5勝(うち重賞3勝)。