10日、川崎競馬場で行われた鎌倉記念(2歳、南関東G3・ダート1500m、1着賞金1000万円)は、今野忠成騎手騎乗の5番人気カネショウマリノス(牡2、川崎・照沼一二厩舎)が、道中2番手追走から直線半ばで逃げた3番人気アジュディビルダーを捕らえ、1/2馬身交わして優勝した。勝ちタイムは1分35秒3(不良)。さらに3馬身差の3着には、中団から押し上げた2番人気プレミアムサンデーが入った。1番人気に推されたキングトルネードは3着から1.1/2馬身差の4着に敗れた。
勝ったカネショウマリノスは父アジュディケーティング、母ローザンヌシチー(そのミルジョージ)という血統。伯父に94年ラジオたんぱ賞(GIII)を制し、菊花賞(GI)でもナリタブライアンの2着に入ったヤシマソブリンがいる。6月のデビュー戦(川崎・ダート900m)は5着に敗れ、続く2戦も3、4着に敗退。4戦目は今回1番人気に支持されたキングトルネードの2着と好走し、前走の若武者賞(2歳OP、川崎・ダート1500m)では、そのキングトルネードにクビ差まで迫る2着と進展を見せていた。今回の重賞制覇が初勝利となった。通算成績6戦1勝。