粘り腰を発揮してデビューVを決めたキングライオン(左)=札幌競馬場
「2歳新馬」(札幌5R・芝1500m)
岩田のゲキに応えて接戦をものした。米国産馬の2番人気
キングライオン(牡、父キトゥンズジョイ、栗東・矢作)が勝負根性を見せて逃げ切りV。好発を決めると、道中は息を入れながらマイペースの逃げを展開。直線でも粘り強く脚を使い、好位から伸びた3番人気
ディーマジェスティ(2着)の猛追を鼻差でしのいでゴールした。勝ちタイムは1分32秒2。さらに1馬身3/4差の3着は1番人気の
メートルダール。中団から外を回って差を詰めたが、上位2頭には及ばなかった。
「(鞍上の)言うことを聞く馬。まだ余裕のある走りで、ゴール前の反応も良かった」と岩田。矢作師は「スタートが速いし、1500mで内めの枠なので行くだろうと思っていた。でも、むしろためて切れるタイプなのでは。札幌の馬場も合っていた」とうなずいた。