12日、笠松競馬場で行われた笠松スプリント(3歳上、ダート1400m、1着賞金180万円)は、内田利雄騎手騎乗の3番人気タイガーロータリー(牡5、笠松・川嶋弘吉厩舎)が、1番人気ロイヤルセランガーにクビ差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分28秒3(良)。さらに1.1/2馬身離れた3着には2番人気ゼンノサンタアニタが入った。
勝ったタイガーロータリーは父ワカオライデン、母ウエスタンイーグル(その父マグニテュード)という血統。全兄に97年全日本サラブレッドC(交流GIII)で2着に好走したテイオーライデンがいる。02年8月に高崎・川嶋弘吉厩舎からデビュー。初戦で勝利を収めると、同年12月の2歳優駿(高崎・ダート1500m)を制して重賞初制覇。3歳時は北関東ダービー(宇都宮・ダート2000m)、北関東菊花賞(宇都宮・ダート2100m)なども制した。その後も北関東で活躍したが、高崎競馬の廃止に伴い笠松へ転厩。ここ最近は勝ち切れない競馬が続いたが、04年スプリンターズ賞(高崎・ダート1500m)以来の勝利を挙げた。通算成績31戦13勝(JRA9戦0勝)。