14日、米・ケンタッキー州のゲインズウェイファームで種牡馬生活を送っていたマウントリヴァーモア Mt. Livermore(牡24)が、繁殖能力の減退により、種牡馬生活を引退することがわかった。今後は、同ファームで余生を過ごすことになる。
同馬は、父Blushing Groom、母Flama Ardiente(その父Crimson Satan)という血統で、現役時代は、85年カーターH(米G2)を含む重賞3勝を挙げており、通算成績は30戦11勝。種牡馬となってからは、90、91年と2度に渡り全米チャンピオンスプリンターに輝き、香港国際C(香G2)勝ち馬ミッドナイトベットを輩出したハウスバスター(日本供用99〜01年)、先月11日の京成杯AH(GIII)を勝利し、重賞3勝目を挙げたマイネルモルゲン(牡5、美浦・堀井雅広厩舎)、99年根岸S(GIII)を制したプロストラインなど活躍馬を多数輩出した。
JRA現2歳世代では、ユーワハリケーン(牡3、美浦・武藤善則厩舎)が既に勝ち上がっており、8日に東京競馬場で行われたプラタナス賞(2歳500万下・ダート1400m)を、2歳日本レコードとなる1分23秒1(重)で後続に大差をつけて2勝目を挙げている。