美浦Wの3頭併せで豪快に先着を決めたタンタアレグリア(右)
蛯名の激しいアクションに応え、豪快に最先着だ。ダービー7着以来の
タンタアレグリアは美浦Wの3頭併せで最後方から発進。中
インパルスヒーロー(5歳オープン)を3馬身、外
グランノーヴァ(3歳未勝利)を5馬身突き放した。5F70秒9-39秒5-12秒2と全体の時計は平凡だが、ゴール後の1Fも手を緩めずに負荷をかけた。
「先週よりはいいけど、まだ良化途上の感じはあるかな」と主戦は期待の大きさゆえに少々辛口だが、見守った国枝師は及第点を与える。「いいんじゃないかな。春と比べて目方は変わっていないけど、中身がしっかりしてきた。始動戦としては十分な仕上がりでしょう」と菊花賞へ向け好レースを誓った。
2戦2勝と得意の中山で優先出走権をつかむ。ディープインパクト産駒の
レッドライジェルは美浦芝で追い切られ、5F69秒5-40秒0-13秒1。雨の影響で水分を含んだ馬場も気にすることなく、軽快なフットワークを披露した。藤沢和師は「けさの馬場状態を見て坂路から芝へ変えた。時計は遅かったが、動き自体は良かったよ」と評価した。