「2歳新馬」(阪神5R・芝1400m)
堂々と抜け出した。5番人気の
ピュアコンチェルト(牝、父
キンシャサノキセキ、栗東・田中章)が1分22秒9のタイムで完勝デビューを決めた。序盤は中団に位置していたが、馬がガツンと行く気を見せて一気に先行集団へ。それでも2番手で折り合うと、そこからは危なげないレース運び。重心の低いフォームで加速して残り200mで先頭に立ち、後続を寄せつけずにゴールした。2番人気の
タイセイサミットが2馬身差の2着。気合を入れつつの追走だったが、直線ではしっかりと伸びて素質は示した格好。さらに3/4馬身差の3着は7番人気の
アグネッタ。1番人気の米国産馬
アメリカンイナズマは中団のまま見せ場なく9着に終わった。
川田は「ゲートを出た後にごちゃついたが、上がって行った。直線も外に逃げながらだったし、もっと良くなる」と今後の伸びしろを強調。田中章師は「化骨もまだだし、馬もできていないから」と、次戦を決めずに成長を促す方針だ。