20日、門別競馬場で行われたエーデルワイス賞(2歳牝、交流GIII・ダート1200m、1着賞金2000万円)は、田中勝春騎手騎乗の2番人気グレイスティアラ(牝2、美浦・手塚貴久厩舎)が、道中中団追走から徐々に進出し、直線逃げた圧倒的1番人気(単勝150円)アイアムエンジェルに外から並びかけ、1.1/2馬身交わして優勝した。勝ちタイムは1分13秒7(稍重)。さらに4馬身差離れた3着には3番人気ヨシノアルテミスが入った。
勝ったグレイスティアラは、父フジキセキ、母はJRA・5勝のロイヤルティアラ(その父ノーザンテースト)という血統。半兄にJRA現6勝のシアトルユー(牡5、美浦・手塚貴久厩舎)、叔母に00年4歳牝馬特別・東(GII)3着のフサイチユーキャンがいる。8月13日のデビュー戦(新潟・ダート1200m)では、断然の1番人気に応えて2.1/2馬身差で完勝。続く新潟2歳S(GIII、芝1600m)は、15番人気ながらショウナンタキオン(牡2、美浦・上原博之厩舎)の4着に好走していた。通算成績3戦2勝(重賞1勝)。
鞍上の田中勝春騎手、管理する手塚貴久調教師共に同レース初勝利。98年にこのレースが創設されて以来、JRA所属馬は昨年のカシマフラワー(牝3、美浦・高市圭二厩舎)に続き、過去8回中5回目の優勝となった。