マジンプロスパー(牡8歳、栗東・中尾)が2日、スプリンターズSの出走を取り消した。JRAからは右肩ハ行と取消理由が発表され、その後の精密検査で右前深屈腱炎を発症(9か月以上の休養を要する見込み)していることが明らかになった。中尾師は「右前脚の屈腱炎です。朝は何ともなかったけど、昼から歩様が悪くなって脚も腫れた」と説明。このレースを最後に引退する予定だっただけに、「最後を無事に終えられたらと思っていたけど、残念です」と肩を落とした。
今後は生まれ故郷で北海道新冠の
ハシモトファームで種牡馬入りする予定。同馬は元
メジャーリーガーの佐々木主浩氏の所有馬で、12、13年のCBC賞連覇など重賞で3勝を挙げ、スプリンターズSへの4年連続参戦が目前だった。通算成績は38戦9勝(うち地方3戦2勝)。