20日、株式会社ジェイエス主催の繁殖牝馬セールが静内町の北海道市場で行われた。アグネスタキオンやキングカメハメハの受胎馬など147頭(受胎馬122頭、空胎馬25頭)が上場され、95頭(受胎馬74頭、空胎馬21頭)が売却。総額2億9202万6000円を売り上げた。昨年51.20%だった売却率は、64.63%と大幅に上昇した。
今回のセールの最高価格は、99年安田記念、マイルCS(ともにGI)勝ち馬のエアジハード(父サクラユタカオー)の半妹にあたり、ホワイトマズル受胎中のエアシビュラ(父トニービン)で2467万5000円。浦河町の松田牧場が落札した。これに続いたのはネオユニヴァースを受胎したグレイトグレイス(父グルームダンサー)の1942万5000円で新冠町の若林牧場が落札した。
ショウナンタキオン(牡2、美浦・上原博之厩舎)が新潟2歳S(GIII)を優勝するなど初年度産駒が活躍しているアグネスタキオンを受胎しているプリンセスメイ(父トニービン)は主取り、今年が初供用のキングカメハメハを受胎したファンシーブライド(父ノーザンテースト)は750万円で静内町のカントリー牧場が落札した。