23日、京都競馬場で行われた2R・2歳未勝利(芝1600m)は、上村洋行騎手騎乗の2番人気ビッグカポネ(牡2、栗東・中尾正厩舎)が好位追走から直線伸び、先に抜け出した6番人気シェルズレイをゴール寸前で3/4馬身捕らえ優勝した。勝ちタイムは1分36秒0(良)。さらにクビ差の3着には1番人気ホーマンアラシが入った。
勝ったビッグカポネは、父ブライアンズタイム、母が97年ファンタジーS(GIII)を制し、98年桜花賞(GI)で2着に入ったロンドンブリッジ(その父ドクターデヴィアス)という血統。半姉に04年オークス(GI)や今年のマーメイドS(GIII)など重賞4勝を挙げているダイワエルシエーロ(牝4、栗東・松田国英厩舎、父サンデーサイレンス)、全兄に今年のアーリントンC(GIII)を制したビッグプラネット(牡3、栗東・南井克巳厩舎)がいる。デビュー戦(阪神・芝1400m)はメンバー最速の上がりで差し込むも4着。初戦に続き1番人気に支持された2戦目(京都・芝1200m)も、追い込み届かず3着に敗れていた。通算成績3戦1勝。ブライアンズタイム産駒は、JRA現2歳世代では5頭目の勝ち上がりとなった。