◆第86回菊花賞・G1(10月26日、京都・芝3000メートル)
3冠最終戦は2連勝中の
ゲルチュタール(牡3歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父
ブリックスアンドモルタル)に注目したい。
前走の日本海Sは直線入り口で先頭に立ち、2着馬との長い競り合いを首差で制した。同レースは近年菊花賞と相性が良く、23年の勝ち馬
ドゥレッツァが1着、24年の
ヘデントールは2着と結果を残している。
担当の房野助手は「どこまでもミドルペースで走ることができる。淡々と3000メートルを走れる。他の陣営より、3000メートルに対して後ろ向きさがない」と距離適性に太鼓判を押す。他馬の動向や緩急に惑わされず、自分のリズムで走り続けられる点が強み。勢いがあり、G1の舞台でも楽しみな逸材だ。(水納 愛美)