ダノンリバティが栗東坂路でハードな最終リハを敢行した。僚馬
ミッキーオリビエ(3歳1600万下)とテンから飛ばしての併せ馬は、道中も馬体をそろえたまま駆け上がった。数字上ではラスト1Fがやや止まり気味の13秒0だが、お互いに追われてからグッとフォームを沈めての併入。好反応を示した。全体時計も馬場が荒れ出してきた時間帯を思えば、4F51秒3(3F38秒0)は上々だ。
音無師もこの日の動きは合格点と受け止めた。「まあ、馬場が悪くなってからの時計だからね。定刻(午前7時)の5分くらい前に開場して、10分くらいたってからでしょう。上がりで(1F)13秒切れない馬もたくさんいたからね。悪くないと思う。相手も動く馬だし、併せ馬をするのが大事だったから」とうなずいた。
前走の
シリウスSでは1番人気に支持されたが、早め先頭の積極策が失敗。目標にされて2着に敗れた。「動くのが早過ぎたね。じっくり動いてしまいを生かすのがいいと思う」。反省を生かし、今後のためにも今度はためる競馬に徹してもらうつもりだ。
「最初に少し抜いて走れば、上がりもしっかり伸びるでしょう。それに古馬に比べて斤量も軽い(54キロ)からね。馬の持ち味を生かしてほしい」とトレーナー。待望の重賞タイトルをゲットし、堂々とGIの大舞台へ向かうプランだ。