6日、盛岡競馬場で行われた北上川大賞典(ダート2500m、1着賞金700万円)は、菅原勲騎手騎乗の1番人気エアウィード(牡5、岩手・鈴木七郎厩舎)が、道中3番手追走から直線抜け出し、内から迫る5番人気コアレスハンターをハナ差凌ぎ優勝した。勝ちタイムは2分47秒7(良)。さらに1馬身差の3着には2番人気トニージェントが入った。
勝ったエアウィードは父エアダブリン、母プラスターワールド(その父ミルジョージ)という血統。02年8月のデビュー戦は6着に敗れるが、その後は安定した走りで順調に勝ち星を重ね、重賞初挑戦となった03年ウインターCでも5着と好走。以降も重賞ではあと一歩届かないものの堅実さを発揮し、2走前の青藍賞(ダート1600m)で念願の重賞初勝利。前走のマイルCS南部杯(交流GI)は7着に敗れていたが、地元岩手での巻き返しとなった。今回の勝利で重賞は2勝目。通算成績41戦13勝(重賞2勝)。