横一線の攻防から堂々と抜け出し、重賞好走馬が力を見せた。東京9R・赤松賞(芝1600m)は1番人気の
クロコスミア(栗東・西浦)が1分36秒1のタイムで快勝。09年の3冠牝馬
アパパネなど重賞ウイナーを輩出する出世レースで2勝目を手にした。最内枠から好位のインに陣取ると、余裕の手応えで直線の半ばで先頭へ。後続の追撃を力強く振り切った。1馬身差の2着は7番人気の
アオイプリンセス。休み明けで出遅れもあったが、ラチ沿いをロスなく運んだ。さらに3/4馬身差の3着は4番人気の
ビービーバーレルで、2番人気の良血
ラベンダーヴァレイは5着。脚は見せたが、差を詰め切れなかった。
勝浦は「追い切りに乗って状態の良さは確認できていた。上がりの競馬に対応できたのは収穫。本当にいい根性をしている」と称賛する。次戦は阪神JF(12月13日・阪神、芝1600m)に決定。「今後が楽しみ」と、GIでも侮れない存在になりそうだ。