10日、門別競馬場で行われた道営記念(ダート2000m、1着賞金1000万円)は、宮崎光行騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝180円)バンブーボカ(牡5、北海道・林和弘厩舎)が、道中好位追走から直線抜け出し、2着に入った7番人気ビーファイターに2馬身をつけて快勝。人気に応えた。勝ちタイムは2分08秒6(重)。さらに2馬身差の3着には2番人気スローンフォルが入った。
勝ったバンブーボカは父フォーティナイナー、母は95年小倉記念(GIII)を制したスプリングバンブー(その父ワッスルタッチ)という血統。半兄には03年日経新春杯(GII)を制したバンブーユベントス(父マヤノトップガン)がいる。デビュー前は母、兄と同じ栗東・田島良保厩舎に登録するが、未出走のまま北海道・林和弘厩舎へ移籍。4歳5月と遅いデビューも順調に勝ち星を重ね、重賞初挑戦となった道営記念を2着と好走。続くとちぎマロニエC(交流GIII)もノボトゥルーの2着と健闘し、赤レンガ記念(札幌・ダート1700m)で重賞初制覇を達成した。その後は交流重賞に挑戦し、マーキュリーC(交流GIII)6着、ブリーダーズGC(交流GII)4着と健闘、前走の瑞穂賞(旭川・ダート2100m)に続き重賞連勝となった。通算成績17戦11勝(重賞3勝)。
なお、ホッカイドウ競馬は、同レースをもって今年の全日程を終了した。
※結果は主催者発行のものと照合してください。