良血馬が軌道に乗ってきた。東京9R・カトレア賞(ダート1600m)は、未勝利Vからの連闘で挑んだ3番人気
ラニ(栗東・松永幹)が1分37秒4のタイムで差し切り勝ち。道中は中団の外めを追走し、4コーナーで前を射程圏にとらえると、最後は内の各馬をねじ伏せるように伸びて2着以下に2馬身差をつけた。馬群をさばいて伸びた11番人気の
オーシャンビューが2着。さらに3/4馬身差の3着には8番人気の
マイネルバサラが入った。なお、1番人気
マサノジェットはデビュー戦と同じく後方を追走。しまい勝負に懸けたが伸びを欠いて15着に終わった。
内田博は「VTRを見て長く脚を使えることは分かっていた。強い勝ちっぷり」と褒めちぎる。松永幹師も「期待以上の勝ち方」と満足そう。母に05年秋の天皇賞馬
ヘヴンリーロマンスを持つ血統馬はこのあと、全日本2歳優駿(12月16日・川崎、ダート1600m)に登録する。