福島記念、グラスボンバー重賞初制覇

2005年11月13日 15:26

 13日、福島競馬場で行われた福島記念(3歳上、GIII・芝2000m)は、勝浦正樹騎手騎乗の3番人気グラスボンバー(牡5、美浦・尾形充弘厩舎)が道中は馬群の先団を追走し、4角で先頭に並びかけると、内から進出した7番人気トウカイトリックに1.1/2馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは2分01秒2(良)。さらに2.1/2馬身差の3着には、中団後方から脚を伸ばした1番人気ワンモアチャッターが入った。

 勝ったグラスボンバーは、父Machiavellian、母ブルーラスター(その父Nureyev)という血統の持込馬。伯父に92年ミドルパークS(英G1)など重賞4勝を挙げ、94年京王杯SC(GII)でも2着に入ったザイーテン Zieten、半妹に04年クイーンC(GIII)3着のフォトジェニー(牝4、美浦・手塚貴久厩舎、父スペシャルウィーク)がいる。00年セレクトセール当歳にて5000万円で落札された。02年7月にデビューし、4戦目で初勝利。03年11月に3勝目を挙げるも、その後は勝ちきれない競馬が続き、04年は未勝利に終わる。今年に入り初戦を快勝すると、そこから3連勝を飾り、初重賞挑戦となった七夕賞(GIII)では3着と好走。続く新潟記念(GIII)でもヤマニンアラバスタの2着に入り、前走のオールカマー(GII)ではホオキパウェーブのクビ差2着と接戦を演じていた。通算成績35戦7勝。Machiavellian産駒は、コクトジュリアン(95年クリスタルC-GIII)以来10年ぶりの重賞制覇となった。

 鞍上の勝浦正樹騎手、管理する尾形充弘調教師は共に同レース初制覇。JRA重賞は、勝浦騎手がスキップジャックで勝利した04年京王杯2歳S(GII)以来、通算8勝目。尾形調教師は、グラスワンダーで制した99年有馬記念(GI)以来6年ぶりの制覇で、通算19勝目となった。

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