04年京都牝馬S(GIII)を制したチアズメッセージ(牝5、栗東・領家政蔵厩舎)が、11日付でJRA競走馬登録を抹消された。今後は繁殖入りする予定。
チアズメッセージは、父サンデーサイレンス、母は96年のエルフィンS(OP)の勝ち馬チアズダンサー(その父アンバーシャダイ)という血統。全兄に03年京阪杯、04年七夕賞(共にGIII)を制し、今春から種牡馬入りしたチアズブライトリーがいる。02年10月にデビューすると2戦目で勝ち上がり。3歳時にはエルフィンS(OP)で2勝目を挙げると、続くチューリップ賞(GIII)ではオースミハルカ、スティルインラブに続く3着に入った。GI戦線では桜花賞17着、オークス9着と敗れたものの、2003ファイナルS(準OP)に勝利。年明け初戦の京都牝馬S(GIII)では、連勝で重賞初制覇を飾った。以降も都大路S(OP)で5勝目を挙げ、続く愛知杯、マーメイドS(共にGIII)に2着と好走し、古馬牝馬路線を盛り上げた。05年ダービー卿CT(GIII)では10番人気ながら2着に入るなど奮闘するも、その後は勝ち鞍には恵まれず、今月5日のカシオペアS(OP-11着)が現役最後のレースとなった。通算成績31戦5勝(重賞1勝)。