(1)
アドマイヤリード=栗東坂路で4F67秒9-49秒1-15秒1。「順調です。前走と変わらないくらいの状態」と藤原助手は、仕上がりに自信をのぞかせる。外回りの舞台も歓迎材料だ。「この馬にはいいと思う。あとはジョッキーが持ち味を引き出してくれれば」と決め手に期待した。
(2)
メジャーエンブレム=迫力満点の馬体を誇示しながら、阪神競馬場に降り立った。「普段と変わらないですね。体も大きいから、輸送は問題ない」と田中助手は笑顔でうなずく。アルテミスSでは掛かりながら逃げて2着。「持って行かれて暴走した。輪乗りの時にもうるさかったんだ。あとはこの感じでいければいい」と厩舎初のGI制覇へ期待を寄せた。
(3)
マシェリガール=キャリアが6戦と豊富なこともあって、阪神入厩後も落ち着き払った姿が印象的。「輸送は心配していませんでした」と猪又助手は余裕の表情だ。「経験を積みつつ力をつけてきた。乗り難しいが、鞍上が馬のことは分かっていますから」と横山典に一発を託した。
(4)
クードラパン=気の強いタイプだが「イレ込むこともなく無事に来た。だいぶドッシリしてきましたね」と伊坂助手。エリザベス女王杯の覇者
マリアライトも担当している腕利きは「この馬も使うたびに成長している。今回も人気はないけど、狙っていますよ」と好ムードだ。
(5)
ペルソナリテ=新潟へ輸送したダリア賞(1着)当時はイレ込んだが「今回はおとなしいですね」と、梅沢助手は胸をなで下ろす。木曜発表の馬体重はプラス15キロ。「大きくなった感じがする。成長しています。道悪だとノメるから良馬場でやれれば」と馬場状態の回復を願った。
(6)
メイショウスイヅキ=栗東の角馬場でじっくりと体をほぐした。「変わりなく順調」と本田師は満足そうな表情を見せる。前に壁をつくりやすい内めの枠も歓迎だ。「うまく流れに乗ってほしいね。頭を上げずに走ってくれれば、いい勝負ができると思う」と虎視たんたんの様子だった。