しっかりと馬体を戻して出てくればここでも上位争いが期待されるアストラエンブレム(写真は2015年未勝利優勝時、撮影:下野雄規)
アストラエンブレム、
ピースマインド、
ラルクなど今後に向けて賞金を加算しておきたい素質馬が揃ったシンザン記念。抽選の結果次第で様相がガラリと変わる可能性もあり、悩ましい一戦となりそうだ。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■1/10(日) シンザン記念(3歳・GIII・京都芝1600m)
アストラエンブレム(牡3、美浦・小島茂之厩舎)は昨年10月のサウジアラビアRCでタイム差なしの3着。2走前の未勝利戦からマイナス10キロ(新馬戦からだとマイナス18キロ)での出走で、実際良い状態には見えなかったが、それでも後方からメンバー中最速の脚を使って差を詰めた。抽選対象、初の右回りという点はあるものの、しっかりと馬体を戻して出てくればここでも上位争いは必至だろう。
ピースマインド(牡3、栗東・宮徹厩舎)は新馬戦で
リオンディーズの2着に敗れたが、続く未勝利戦を6馬身差で圧勝。
リオンディーズが2戦目で朝日杯FSを勝って2歳王者になったことを考えると、本馬の素質も相当なものと言えそう。ここでも好走が期待される。
ラルク(牝3、栗東・松永幹夫厩舎)は母が米GIの勝ち馬、父がディープインパクトという良血馬。新馬戦ではハナを切って、直線で難なく後続を突き放した。素質はかなりのものがありそうで、牡馬相手の重賞でも期待は十分。
その他、新馬戦を快勝した良血馬
ジュエラー(牝3、栗東・藤岡健一厩舎)、2勝を挙げている
レインボーライン(牡3、栗東・浅見秀一厩舎)、朝日杯FSで6着の
ツーエムレジェンド(牡3、栗東・池添兼雄厩舎)、デイリー杯2歳Sで3着の
ノーブルマーズ(牡3、栗東・宮本博厩舎)なども上位争いの圏内。発走は15時45分。