松岡を背に美浦Wで併せ馬を行ったマイネルフロスト(手前)
久々のタイトル奪取へ、
マイネルフロストが元気いっぱいだ。最終リハは主戦の松岡を背に、美浦坂路を1本軽く駆け上がってからWで併せ馬。僚馬
ペリーホワイト(5歳1000万下)を2馬身追走して直線は内へ潜り込むと、力強いフットワークでラストは楽々と併入に持ち込んだ。
5F68秒7-39秒9-13秒0のタイムに、松岡は「何の問題もなく、順調ですね」とうなずく。「距離が(1F)長くなるので、息をしっかりつくっておきたかった。前走(中山金杯2着)も具合は良かったが、それを維持している感じ」と好調キープを約束した。
前走は鞍上の好判断が光った。行く馬がいないと見るや、すぐに主導権を奪ってマイペースに。「理想は前に壁をつくる競馬だが、何も行かなければ(今回も)行ってもいい。いずれにしてもフロストが優位に立てる形で進めたい」と積極策を示唆する。「先々のために、最低でも2着。賞金を加算したいね」と14年毎日杯以来の重賞獲りへ意欲を見せた。