他馬との性能の違いを見せつけたエレメンツ(手前)=京都競馬場
「3歳新馬」(京都4R・ダート1400m)
性能の違いを見せつけた。1番人気の
エレメンツ(牝、父パイロ、栗東・西園)が、1分26秒7のタイムで差し切って初陣を勝利で飾った。前半は中団よりもやや後ろを追走。徐々にエンジンを吹かして4コーナーで前を射程圏に入れると、直線では一頭だけ次元の違う脚を繰り出して鮮やかに突き抜けた。4馬身差の2着は11番人気の
シゲルメジロザメ、さらに3馬身差の3着には3番人気
ディアスプマンテが入った。
酒井は「力が違いましたね。4角で少しハミが抜けたが、かけ直したらビュッと伸びた。芝との比較ではダートの方が無難ですが、距離は延びても大丈夫」とレースぶりを評価した。西園師は「牝馬なのに500キロを超えているし、これからの馬」と将来性を高く買っていた。