現地時間11月30日、英国・ニューマーケットで「タタソールズ・ディセンバーセール」の牝馬セッションが行われ、ノーザンファーム代表の吉田勝己氏が、先月13日のエリザベス女王杯(GI-16着)にも参戦したサミットヴィル Summitville(牝5、英・J.ギブン厩舎)を、当日のセール最高価格となる45万ギニー(約9700万円)で落札した。
サミットヴィル Summitvilleは、父Grand Lodge、母Tina Heights(その父Shirley Heights)という血統の英国産馬。02年にイギリスでデビュー戦(芝7f)を勝利し、2戦目(芝7f)は04年カルティエ賞最優秀古馬にも選ばれたソヴィエトソング Soviet Songの前に2着と敗れたものの、続く3戦目のメイヒルS(英G3、芝8f)で重賞初制覇を飾った。03年は英オークス、ヨークシャーオークス(いずれも英G1、芝12f)と3着に入るなど、勝ち星に恵まれないものの重賞で安定した成績を残し、05年8月のデックハーンS(芝8f)では、約3年ぶりに勝利を挙げた。その後は、サンチャリオットS(英G1、芝8f)2着、リディアテシオ賞(伊G1、芝2000m)4着と惜敗し、前走のエリザベス女王杯(GI、京都・芝2200m)では、後方のまま16着と敗れていた。通算成績26戦3勝(うち重賞1勝)。