香港から帰国後も順調に調整されているダノンプラチナ(撮影:佐々木祥恵)
東京新聞杯(GIII・芝1600m)に出走予定各馬の1週前情報。
ダノンプラチナ(牡4・美浦・国枝栄)について、国枝調教師。
「前走の香港マイル(GI・7着)は、スムーズならもう少しやれたと思います。香港から帰国後も順調に来ていて、特に問題はありません。今週(1/27)はウッドチップコースで追い切りましたが、まずまず良い動きをしていました。来週やれば丁度良いでしょう。今年はまずここから始動して、春にはまた香港遠征もあるかもしれません」
サトノギャラント(牡7・美浦・藤沢和雄)について、津曲調教助手。
「前走の関屋記念(GIII・8着)は、道中ごちゃついてブレーキをかけるシーンがあり力を出せませんでしたね。その後、昨秋に使おうと思っていましたが、体調が整いませんでした。時間をかけてここまでじっくりやってきましたが、調教量は足りていますし、徐々にピッチを上げてきて十分仕上がっています。馬場が良ければ、ここでも通用すると思います」
グランシルク(牡4・美浦・戸田博文)について、戸田調教師。
「今日(1/28)の追い切りは、良い動きでした。来週は池添騎手が追い切りに乗りに来る予定です。レースではこの馬の良さを引き出すような乗り方をしてもらえればと思いますが、手が合いそうな気がします。2走前の東京のキャピタルS(OP・3着)ではケヤキ(3コーナー)あたりで掛かりましたが、レースの内容は悪くなかったですね。力はありますし、展開がはまってくれればと思います」
マイネルアウラート(牡5・美浦・高橋裕)について、柴田大知騎手。
「今日(1/28)は1週前なので、しっかりやりました。併せた相手も動きましたので、馬体を並べるとまではいかなかったですけど、外を回ってしっかりやることができました。来週はサラッとやる程度で大丈夫だと思います。放牧に出してリフレッシュしていますし、ここに来て馬も良くなっています。前走の阪神C(GII・9着)もかなり外を回されて、あの着差(勝ち馬から0秒6差)ですから力をつけていますね。以前とはイメージが変わっていますし、成長力があります」
ダイワリベラル(牡5・美浦・菊沢隆徳)について、菊沢調教師。
「順調ですね。もともと古馬になって良くなると思っていましたが、だいぶ馬がしっかりしてきました。ずっと2000m前後の距離を使ってきましたが、先頭に立つと物見をするなど勝ち切れませんでした。ここ2走はマイル(1600万下、OPと2連勝)を使っていますが、ダイワメジャー産駒でこのくらいの距離も合っているのでしょう」
(取材・写真:佐々木祥恵)