2日、左前管骨の骨折により、6月のベルモントS(米G1)以来戦列を離れていた、今年の米2冠馬アフリートアレックス Afleet Alex(牡3、米・T.リッチー厩舎)が、そのまま現役を引退し種牡馬入りすることが分かった。繋養先は現在のところ未定となっている。
アフリートアレックスは、父Northern Afleet(その父アフリート)、母Maggy Hawk(その父ホークスター)という血統。昨年6月のデビュー戦を11.1/4馬身差の圧勝で飾ると、8月のホープフルS(米G1)まで4連勝を達成。その後は、シャンペンS、BCジュヴェナイル(共に米G1)で2着に惜敗。今年は、アーカンソーダービー(米G2)を8馬身差の圧勝で制し、米3冠初戦ケンタッキーダービー(米G1)では2番人気に推されたが、ジャコモ Giacomoの3着に敗れた。続くプリークネスS(米G1)では、4角でつまずく不利がありながら4.3/4馬身差の圧勝。さらにベルモントSでは7馬身の圧勝で米2冠に輝いた。しかし、7月の調教中に左前管骨を亀裂骨折。復帰に向け調整が続けられていたが、残念ながら復帰は叶わなかった。通算成績12戦8勝(重賞5勝)。