5馬身差でメイクデビューを制したビッシュ=東京競馬場
「3歳新馬」(東京5R・芝1800m)
13年当歳セレクトセールで、7600万円(税抜き)で取引された5番人気の
ビッシュ(牝、父ディープインパクト、美浦・鹿戸)が、1分51秒7のタイムでデビュー戦をV。道中は中団で脚をため、直線に入ってエンジン全開。各馬が横に大きく広がるなか、横山典は迷うことなく最内を選択。あっという間に後続に5馬身の差をつけ、力の違いを見せつけた。3頭接戦の2着争いは9番人気
エイシンシラユキと2番人気
ムーンクエイクが同着で入線。1番人気の
ルックトゥワイスは後方2番手から差を詰めたものの、追い上げ及ばず6着に敗れた。
「小さい馬(418キロ)だけど強かった。馬場だけが心配だったが、能力が違ったね」と鹿戸師。この一戦でJRA通算2600勝を達成した横山典も「ちょうどいいタイミングだったね」と5馬身差の圧勝をたたえていた。