うっぷんを晴らした。阪神9R・アザレア賞(芝2400m)はディープインパクト産駒の
ヴァンキッシュラン(栗東・角居)が単勝1.6倍の圧倒的な1番人気に応えて差し切り勝ち。1位入線降着となった前走の借りを返した。中団で流れに乗って、直線は外から追い上げを開始。内にもたれる面をM.デムーロが矯正しながら勢い良く加速すると、内から抜けてきた2番人気
ジュンヴァルカン(2着)との一騎討ちに。最後はきっちり首差競り落としてフィニッシュした。勝ちタイムは2分25秒9。さらに3馬身半離れた3着は逃げた7番人気の
ダノンアローダだった。
「いいポジションが取れましたからね。最後まで伸びていたし、いい馬です」とM.デムーロ。前走は1位入線も2着に降着。課題を修正できないなかでの勝利に、角居師は「(もたれるのは競走馬の)本能によるところもありますが…。次走は未定です」と話すにとどまった。