(1)
キャンディバローズ=栗東坂路をサッと上がり、4F67秒6。「背中の疲れが取れて柔らかいフットワークが戻ってきました。ふっくらとしていて毛づやもいい。万全の状態ですね」と藤田助手は好仕上がりを強調した。「展開ひとつでチャンスがあっても」と上位争いを期待していた。
(2)
ブランボヌール=栗東の角馬場で調整。中竹師は「張りもあり、活気もある。状態はいい」とうなずく。「ここを目標に順当に調子は上がってきている。前走後は疲れも出たけど、回復しているしね。あとは良馬場でやれれば」。内枠を味方に、自慢の
スピードを生かし切りたい。
(3)
メイショウスイヅキ=角馬場から栗東CWを半周。吉武厩務員は「けさはいつもより太いハミに替えたが、いくらか乗りやすくなったよう。馬は元気いっぱい」と体調の良さを伝えた。好枠を引き当てて「距離が少し長いので、内めをロスなく回れるのはいい」と好戦を描いていた。
(4)
ソルヴェイグ=栗東角馬場、坂路で体をほぐした。「いつも通りの調整。変わりなくきています」と鮫島師。「あとはレースの展開。
メジャーエンブレムもそうですが、ほかに速い馬もいるので」と逃げ、先行馬の出方を気にする。好位抜け出しを決めた
トライアルVの再現なるか。
(5)
メジャーエンブレム=馬房に収まるなり、カイバを豪快にほおばった。「輸送は渋滞もなくスムーズ。現状で悪いところは見当たらない」と田中助手は頼もしげに愛馬を見つめる。「初めて戦う馬もいるから。取りあえずこの馬のレースをしてほしい」と言葉を選んだが、表情には自信が満ちあふれていた。
(6)
ビービーバーレル=丸みを帯びた馬体に出来の良さが伝わる。「輸送は問題ない馬。状態はいい」と藤井厩務員は仕上がりに胸を張る。デイリー杯クイーンCは
メジャーエンブレムに真っ向勝負を挑んで9着に敗れた。「今度は自分のリズムで」と相手を意識せずに力を出し切る構えだ。