10日、阪神競馬場で行われた6R・2歳新馬(芝1200m)は、安部幸夫騎手騎乗の3番人気デヒアサウンド(牝2、栗東・吉岡八郎厩舎)が好スタートから先手を奪うと、直線で好位から脚を伸ばした5番人気サンキンレターに2.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分11秒4(良)。さらにクビ馬身差の3着には圧倒的1番人気(単勝160円)に推されたホウライマドンナが入った。
勝ったデヒアサウンドは、父デヒア、母が93年阪急杯(GIII)勝ち馬のレガシーフィールド(その父サウスアトランティック)という血統。叔父に阪神障害S・秋を制したレガシークレスト(父プルラリズム)がいる。デヒア産駒は、JRA現2歳世代ではポートエレガント(牡2、栗東・岩元市三厩舎)に続く2頭目の勝ちあがりとなった。
阪神5R・2歳新馬(ダート1800m)は、安藤勝己騎手騎乗の2番人気ナイキアースワーク(牡2、栗東・大久保龍志厩舎)が2番手追走から直線で逃げた圧倒的1番人気(単勝160円)ティズインパルスに2.1/2馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分58秒5(良)。さらに7馬身差の3着には4番人気エアスービックが入った。
勝ったナイキアースワークは、父ブライアンズタイム、母マジカルウーマン(父パラダイスクリーク)という血統。伯父に95年クリスタルC(GIII)の覇者でJRA通算7勝を挙げたコクトジュリアン(その父Machiavellian)、98年京阪杯(GIII)勝ち馬で、現在種牡馬のブラボーグリーン(父タイトスポット)がいる