阪神大賞典7着からの巻き返しを図るトーホウジャッカル(栗東・谷潔厩舎)。今朝21日は天皇賞・春(5月1日・京都芝3200m)に向けた1週前追い切りを酒井学騎手が跨って、坂路馬場でダンツエイコウとの併せ馬を行っている。

　ダンツエイコウが1秒ほど前に行き、その後からスタート。少しずつ、その差を詰めていく形で道中を追走して、最後は一杯に追って、しっかりと先着してきた。時計は4F52.7〜3F38.1〜2F25.0〜1F12.7秒と決して遅くないが、脚色一杯の数字としては物足りない。菊花賞を勝った頃の迫力満点な走りが戻ってくるかどうか。来週の最終追い切りに注目したい。

(取材・写真：井内利彰)