今週の土曜日は、福島競馬場で福島記念(GIII・芝2000m)が行われます。
過去10年の福島記念では牡馬、セン馬が9勝2着8回3着9回。牝馬が1勝2着2回3着1回となっており、牡馬やセン馬が圧倒しています。これは過去10年の福島記念の日程が要因と言えます。
ここ10年の福島記念はエリザベス女王杯と同じ日に開催されています。一線級の牝馬ならばエリザベス女王杯が最大の目標になるでしょうし、福島記念の牝馬は少しレベルが落ちるのでしょう。そのような牝馬は、牡馬やセン馬相手の重賞では能力が足りないのかもしれません。
今年の福島記念はエリザベス女王杯の翌週に開催されますが、大きな日程変更ではありません。例年通りに牝馬が苦戦する可能性が高そうですし、主軸にするならば牡馬やセン馬の方が信頼度は高いのではないでしょうか。
「人気馬を素直に信頼して良いかわからない」、「穴をあけそうな人気薄の馬が知りたい」。そんな時に役立つのが、ケシウマの予想バイブル『
パーフェクト消去法』です。過去のデータから導き出した消去法で、あなたの馬券検討をサポートします。
昨年の福島記念では【注目の穴馬】として取り上げた
アラタが7番人気で優勝! 23年の福島記念は【残った馬】の
ホウオウエミーズが優勝。3着に【注目の穴馬】の
カレンルシェルブルが入線するなど結果を残しています!
今週もケシウマの【残った馬】&【注目の穴馬】にご期待ください!
ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。
【条件】
斤量55キロ以上の牝馬
[0-0-0-10]複勝率0%
該当馬:
クリスマスパレード、
コガネノソラ※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。
上位人気が予想される
クリスマスパレードが該当しました。
過去10年の福島記念で好走した牝馬は、すべて斤量54キロ以下で出走。福島記念はハンデ戦になりますので、斤量の恩恵がある牝馬のみが好走していると言えます。一方、牝馬で斤量が55キロ以上だった場合は好走例なしと厳しい結果に。
牝馬で斤量55キロ以上というのは、それだけの実績を残している馬と言えます。ただ、牡馬やセン馬が相手になる福島記念ではその斤量が足かせとなり、本来の力を出し切れていない馬が多いのかもしれません。
該当馬に挙げた
クリスマスパレードの斤量は56キロ。昨年の紫苑Sで優勝している実績からこの斤量が設定されているのでしょうが、紫苑Sでの勝利は牝馬限定戦でのもの。今回は牡馬、セン馬が相手になりますし、この斤量は少々見込まれた印象。4走前の中山金杯では斤量55キロで4着。この時よりも斤量が1キロ重くなることも考えると、強くは推しにくい1頭と言えそうです。
また、ここ2走がスタートで出遅れていることも気になるところです。以前は先行力を生かす競馬で結果を残していましたが、近2走は中団から後ろでの競馬。2走前はゲートを出てからよろける感じで行き脚がつかず。前走はゲートが開く直前に頭を下げて出負けしています。近走はスタート難を抱えている印象ですので、その点もマイナス材料になります。
近走は敗戦続きで馬に嫌気が出ている可能性も否定はできません。ましてや、一度崩れると立ち直るのが難しい牝馬でもありますし、現状では人気ほどの信頼はしづらい1頭と言えます。今回も力を出し切れないままレースを終えるシーンがあるかもしれませんし、配当的にも軽視する方が得策と言えるかもしれません。
はたして、ケシウマはどんな消去データを提示してくるのか。重賞レースの参考として、公開中の『
パーフェクト消去法』を是非お役立てください。