24日、京都競馬場で行われたかえで賞(2歳500万下、芝1400m)は、幸英明騎手騎乗の6番人気エーティーホーオー(牡2、栗東・湯窪幸雄厩舎)が好位追走から先に抜け出すと、逃げた10番人気ウォーターダッシュを1馬身差し切り快勝した。勝ちタイムは1分22秒8(良)。さらに2.1/2馬身差の3着に外から追い込んだ2番人気ツルマルオトメが入り、1番人気に支持されたニホンピロザプラウは中団からレースを進めるも伸びず11着に敗れた。

　勝ったエーティーホーオーは、父が新種牡馬クロコルージュ(その父Rainbow Quest)、母シャコージュノー(その父ノーザンテースト)という血統で、近親には92年天皇賞・秋(G1)を制したレッツゴーターキン(牡17、父ターゴワイス)がいる。7月25日のデビュー戦(小倉・芝1200m)を快勝後、フェニックス賞(OP)では2着に好走したが、小倉2歳S(G3)は4着、前走ききょうS(OP)は10着に敗れていた。通算成績は5戦2勝。父のクロコルージュは、98年リュパン賞(仏G1)や、エルコンドルパサーが出走した99年イスパーン賞(仏G1)などを制している。クロコルージュ産駒は、エーティーホーオーとウインアルディート(牡2、美浦・国枝栄厩舎)が勝ち上がっている。