田辺裕信騎手騎乗のロゴタイプが逃げ切り、3年2か月ぶりの勝利でGI・3勝目(撮影:下野雄規)
5日、東京競馬場で行われた安田記念(3歳上・GI・芝1600m)は、先手を取った田辺裕信騎手騎乗の8番人気ロゴタイプ(牡6、美浦・田中剛厩舎)が、そのままゴールまで逃げ切り、2番手追走から食い下がる1番人気モーリス(牡5、美浦・堀宣行厩舎)に1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分33秒0(良)。
さらにハナ差の3着に6番人気フィエロ(牡7、栗東・藤原英昭厩舎)が入った。なお、3番人気サトノアラジン(牡5、栗東・池江泰寿厩舎)は4着、2番人気リアルスティール(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)は11着に終わった。
勝ったロゴタイプは、父ローエングリン、母ステレオタイプ、その父サンデーサイレンスという血統。2013年の皐月賞を4連勝で制したものの、そこから3年以上も勝ち切れない日々が続いたが、ここでついに勝ち星を掴んだ。GIは12年朝日杯FS、13年皐月賞に続き3勝目。
【勝ち馬プロフィール】
◆ロゴタイプ(牡6)
騎手:田辺裕信
厩舎:美浦・田中剛
父:ローエングリン
母:ステレオタイプ
母父:サンデーサイレンス
馬主:吉田照哉
生産者:社台ファーム
通算成績:25戦6勝(重賞4勝)
主な勝ち鞍:2013年皐月賞(GI)
【田辺裕信騎手のコメント】
厩舎の人たちと一緒にどうやったら走らせることができるか、復活させることができるかを考えてやってきたので、この大舞台で結果を出すことができて嬉しいです。
逃げを主張してみようかなというのは、(田中)先生と話していた(作戦の)中の一つではありました。ゆっくりとしたペースの中で凄くリラックスして走ってくれて、直線ではどこまで頑張ってくれるかと思っていましたが、最後までしっかり脚を使ってくれました。まだまだ元気に走れる馬だと思います。