「函館スプリントＳ・Ｇ３」(１９日、函館)

　アクティブミノル陣営が“必勝”の意気込みで臨む。４歳馬のため番組再編成で収得賞金が半額に。今のままだと、目標に掲げるスプリンターズＳ出走はおぼつかない。賞金加算がミッションだ。

　追い切りは１５日、函館Ｗで４Ｆから単走。道中は馬の気分に任せて行かせ、直線で軽く促すとシャープに伸び、４Ｆ５６秒７-４０秒７-１２秒５をマーク。中村助手は「栗東でほぼ仕上げてきたから予定通り。ハロー(馬場整地)が入る前で馬場が重かったが、いい動きでしたよ。輸送疲れはない」と合格点を与えた。

　高松宮記念は１６番人気の低評価ながら、しぶとく伸びて４着。全３勝は逃げ切りだっただけに、控える競馬で好走したのは収穫だ。

「稍重だった朝日杯ＦＳ(５着)の走りは悪くなかった。極端な道悪でなければ大丈夫だと思う。位置取りはジョッキー任せ。逃げる馬は分かっている(ローレルベローチェ)が、楽に行かせたくはない。とにかく賞金加算を」と力が入る。新馬-函館２歳Ｓを制した２戦２勝の舞台で、進化した姿を披露してくれそうだ。