重賞に昇格した秋華賞トライアル/紫苑Sの見どころ

2016年09月05日 10:00

オークス3着好走と、実績十分のビッシュ(撮影:佐々木祥恵)

 今年からGIIIに昇格した秋華賞トライアル・紫苑S。格付けにともない、3着馬にまで優先出走権が与えられることになった(昨年までは1・2着のみ)。本番に駒を進めるのはどの馬か。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。

■9/10(土) 紫苑S(3歳・牝・GIII・中山芝2000m)

 ビッシュ(牝3、美浦・鹿戸雄一厩舎)は春のオークスで一旦は先頭に立つ場面を見せて、シンハライト・チェッキーノと0.1秒差の3着と好走した。この2頭がいないここでは当然実績トップの存在。収得賞金900万円と賞金面で不安があるだけに、ここは是が非でも優先出走権を獲りに来るはず。

 エンジェルフェイス(牝3、栗東・藤原英昭厩舎)はオークスで3番人気に支持されたが、結果は10着。先行勢が総崩れの展開だったこともあるが、やはり最大の敗因は距離だろう。距離短縮のここで巻き返して、本番に向けて弾みをつけたいところだ。

 パールコード(牝3、栗東・中内田充正厩舎)はフローラSで2着に入ったものの、馬体が大きく減っていたことなどからオークスは回避した。フローラSではオークス3着のビッシュに、その前のミモザ賞ではオークス4着のジェラシーに先着しており、素質は世代屈指と言っていい。ここでも好走が期待される。

 その他、オークス6着のフロンテアクイーン(牝3、美浦・国枝栄厩舎)、良血馬ヴィブロス(牝3、栗東・友道康夫厩舎)、中山とは相性の良いゲッカコウ(牝3、美浦・高橋義博厩舎)、前走古馬相手の1000万で0.1秒差2着のクィーンズベスト(牝3、栗東・大久保龍志厩舎)なども重賞制覇を狙う。発走は15時45分。

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