「新馬戦」(17日、中山)
良血らしい品のある馬体が印象的だ。土曜中山6R(芝1200メートル)に出走する
ミッキークルソラ(牝、父ダイワメジャー、美浦・菊沢)の異父姉は15年桜花賞2着、オークス3着とクラシックで善戦した
クルミナル。厩舎期待の素質馬だ。
今週の追い切りは美浦坂路で併せ馬。準オープン馬と併せて互角の動きを見せた。菊沢師は「よく耐えているよね」とうなずく。8月上旬から本格的に乗り出し、意欲的な追い切りを消化。デビュー前の若駒にはきついメニューもしっかりとこなしてきた。「加速してからいい走りをする」と動きに高い評価を与える。
父ダイワメジャー譲りの
スピードが武器。「エンジンがかかってからはなかなかのものだよ。いい
スピードがあるのは間違いない。あとは使いどころだけ」と師は期待を寄せる。
クルミナルは屈腱炎を発症し、重賞未勝利のままでオークスを最後に引退。姉の果たせなかった夢に向かって、まずは初陣でVをつかむ。