欧州からG1・3勝の
カランダガンを迎え、国内からは天皇賞(秋)覇者の
マスカレードボールを筆頭に、3世代のダービー馬が出走する今年のジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)。好メンバーが揃った一戦をひと味違った視点から紐解いてみたい。「干支」に着目して傾向を探ってみると、とある共通点が浮かび上がった。
今年は巳年。同じ干支の
ジャパンCは1989年、2001年、2013年と3回ある。なにかヒントはないか結果画面とにらめっこしていると、いずれも外国人ジョッキーが勝利していることに気づいた。
ホーリックスが世界レコードを叩きだした89年にはL.オ
サリバン騎手、ジャングルポケットがテイエムオペラオーとの接戦を演じた01年にはO.ペリエ騎手、三冠牝馬
ジェンティルドンナが連覇を達成した13年にはR.ムーア騎手が制している。サンプルは少ないものの、
サイン馬券のひとつとして頭に入れておきたい。
今回の該当馬を見てみよう。
カランダガンのM.バルザローナ騎手をはじめ、
ジャスティンパレスのC.デムーロ騎手、
タスティエーラのD.レーン騎手、
ドゥレッツァのA.プーシャン騎手、
ブレイディヴェーグのT.マーカンド騎手、そして
マスカレードボールに騎乗するC.ルメール騎手を含めると計6人いる。これまでに続いて外国人騎手の勝利か、それとも日本人ジョッキーが傾向を覆すだろうか。