ジャパンC2025に出走予定のダノンデサイル(24年5月撮影、ユーザー提供:りりさん)
23年の
ジャパンCは
イクイノックスが勝ち、特別指定外国競走のドバイSCを制していたため、200万ドルの褒賞金を獲得した。では、今年はどうか。登録があった19頭のうち、特別指定外国競走の勝ち馬である2頭を紹介しよう。
1頭目は
ダノンデサイル(牡4、栗東・安田翔伍厩舎)だ。24年の日本ダービー馬。今年のドバイSCを制しているので、勝てば賞金とは別に200万ドルを得ることとなる。前走の英インターナショナルSは5着に崩れたが、当日の
テンションに問題があったよう。世代の頂点に立った東京芝2400mに舞台が替わり、今度こそは本領発揮といきたい。
そしてもう1頭は
カランダガン(セ4、仏・F.
グラファール厩舎)だ。こちらはサンクルー大賞、キングジョージVI世&クイーンエリザベスS、英チャンピオンSと褒賞金対象レースを3連勝中。勝てば1着賞金の5億円+褒賞金の300万ドルで10億円近くを持ち帰ることとなる。世界ランキング1位の正真正銘の大物。日本の高速馬場に対応し、好勝負に持ち込んでほしい。
なお、褒賞金制度は来年1月から大幅に刷新される。
ジャパンCは外国馬指定外国競走を「特別指定外国競走」(7競走)と「指定外国競走」(33競走)に分けて、前者を勝利した外国馬には最大で500万ドルが交付される。この策には賛否両論があるかもしれないが、一ファンとしては更なるビッグネームの来日に期待したい。