2年連続でサマースプリントシリーズを制し、スプリンターズSに向かうベルカント(撮影:井内利彰)
今年は北九州記念2着からスプリンターズS(10月2日・中山芝1200m)というローテーションになった。ベルカント(栗東・角田晃一厩舎)。今朝22日はレースに向けた1週前追い切りを坂路馬場で行っている。
先週同様、馬場中央を走って、前を追いかける併せ馬。2馬身ほど追走したが、2F目から3F目の区間で一気に差を詰める感じ。最後の1Fで突き放すかと思われたが、相手のエリシェヴァの手応えも素晴らしかったため、僅かに先着したかどうかという程度だった。ただ、時計の4F51.0〜3F36.9〜2F23.9〜1F12.2秒は評価すべきだろう。
函館SSで重賞2勝目を挙げたソルヴェイグ(栗東・鮫島一歩厩舎)もスプリンターズSの1週前追い切り。ウォータースイングを追走する内容だったが、前半がかなりゆっくりとした入り。スピードアップしたのはラスト1F手前からで、瞬発力勝負に対応できなかった相手が一気に置かれた感じ。時計は4F54.7〜3F39.8〜2F25.3〜1F12.2秒と全体は遅いので、見た目の派手さほど評価はできない。
昨年の京阪杯でスプリント重賞を勝っているサトノルパン(栗東・村山明厩舎)はレースで騎乗予定の和田竜二騎手が跨っての坂路追い切り。4F50.3〜3F37.9〜2F26.0〜1F13.8秒で、全体時計は自己ベストを大幅に更新している。
(取材・写真:井内利彰)