アドマイヤグルーヴが登録抹消、繁殖入り

2005年12月23日 17:00

 03、04年のエリザベス女王杯(GI)を連覇し、ラストランとなった18日の阪神牝馬S(GII)で有終の美を飾った{horse=2000107542:アドマイヤグルーヴ}(牝5、栗東・橋田満厩舎)が、競走馬登録を抹消、現役を引退することになった。今後は生まれ故郷でもある北海道・早来町のノーザンファームで繁殖入りする予定。

 アドマイヤグルーヴは、父サンデーサイレンス、母が96年オークス、97年天皇賞・秋(共にGI)を制すなど重賞7勝を挙げたエアグルーヴ(その父トニービン)という血統。祖母は83年オークスの覇者ダイナカールで、全弟にJRA現3勝のサムライハート(牡3、栗東・伊藤雄二厩舎)、全妹に同じくJRA現3勝イントゥザグルーヴ(牝4、栗東・伊藤雄二厩舎)がいる。同馬はエアグルーヴの初仔として注目を集め、00年セレクトセールにて牝馬国内最高価格となる2億3000万円で落札。馬名「アドマイヤグルーヴ」は一般公募により決定された。

 02年11月にデビュー戦で初勝利。翌年の牝馬クラシック戦線は、{race=200309010711:若葉S}(OP)、{race=200309040411:ローズS}(GII)と前哨戦では勝利するものの、桜花賞、オークス、秋華賞(いずれもGI)は、全て1番人気に支持されながら3、7、2着に敗れ、スティルインラブの前に無冠に終わった。4度目のGI挑戦となった{race=200308050411:エリザベス女王杯}(GI)で悲願のGI初制覇を達成。04年は{race=200409030811:マーメイドS}(GIII)を3馬身差で完勝したほか、10月の天皇賞・秋(GI)でゼンノロブロイの0.4秒差3着と牡馬相手に奮闘し、11月の{race=200408050411:エリザベス女王杯}を1番人気に応えて見事制覇。メジロドーベル以来となる史上2頭目の連覇を成し遂げた。今年は結果を出せず、3連覇を懸けて臨んだエリザベス女王杯を3着と惜敗。引退レースとなった{race=200509050611:阪神牝馬S}(GII)では、見事に有終の美を飾っていた。通算成績21戦8勝(重賞5勝)。

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