24日、中京競馬場で行われたCBC賞(GII・芝1200m)は、D.ボニヤ騎手騎乗の3番人気シンボリグラン(牡3、美浦・畠山吉宏厩舎)が中団追走から直線で脚を伸ばすと、直後から迫った12番人気カネツテンビーをアタマ差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分08秒7(良)。さらにクビ馬身差の3着には2番人気シーイズトウショウが入った。1番人気に推されたマルカキセキは5着に敗れた。
勝ったシンボリグランは、父Grand Lodge、母Valixa(その父Linamix)という血統の愛国産馬。04年9月に札幌でデビューし、8戦目(東京・ダート1600m)で初勝利。05年4月の桜草特別(500万下)で2勝目を挙げると、続く葵S(OP)も勝利し、連勝でファルコンS(GIII・芝1200m)に挑戦するも3着に敗れていた。ラジオたんぱ賞(GIII・芝1800m)は8着に敗れたが、休養を挟んで迎えた前々走・福島民友C(OP)を2着、前走・オーロC(OP)を1着と短距離路線に活路を見いだしていた。この勝利で重賞初制覇、通算成績を17戦5勝とした。
鞍上のD.ボニヤ騎手はJRA重賞初制覇。管理する畠山吉宏調教師は、マイネルデュプレで制した04年共同通信杯(GIII)に続き通算2勝目となった。