25日、中京競馬場で行われた8R・2歳新馬(芝1200m)は、田島裕和騎手騎乗の3番人気ランヘランバ(牡2、栗東・藤沢則雄厩舎)が、2番手追走から直線しぶとく抜け出すと、追い込んできた1番人気ヒシワンスモアに1馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分10秒7(良)。3着には逃げた11番人気バンローゼが入った。
勝ったランヘランバは、父タイキシャトル、母ミスティックライト(その父Machiavellian)という血統。タイキシャトル産駒は、JRA現2歳世代で11頭目の勝ち上がりとなった。
阪神5R・2歳新馬(芝1600m)は、幸英明騎手騎乗の4番人気ビジューティエ(牡2、栗東・加藤敬二厩舎)が道中は内々で力を溜めると、直線馬群を捌いて突き抜け、圧倒的1番人気(単勝190円)フサイチギガダイヤをクビ差捕らえて優勝した。勝ちタイムは1分37秒6(良)。さらにクビ差の3着には5番人気ウエスタンホークが入った。
勝ったビジューティエは、父アグネスタキオン、母ノースサファイア(その父ジェイドロバリー)という血統。伯母に96年桜花賞(GI)3着でJRA・通算3勝のノースサンデー、叔父に02年日本ダービー(GI)3着と好走したマチカネアカツキがいる。アグネスタキオン産駒は、この勝利でJRA現2歳世代24頭目の勝ち上がりとなり、サンデーサイレンスの24頭と勝ち上がり頭数が並んでトップタイとなった。
阪神4R・2歳新馬(牝、ダート1400m)は、秋山真一郎騎手騎乗の1番人気ウインシンシア(牝2、栗東・石坂正厩舎)が後方追走から直線弾けて伸びると、ゴール前で4番人気ヤマニンリュクスをクビ差キッチリ差し切り、初勝利を飾った。勝ちタイムは1分28秒8(良)。さらに1.3/4馬身差の3着には13番人気ブリュードロアが入った。
勝ったウインシンシアは、父ダンスインザダーク、母ラッキーダイアリー(その父ジャッジアンジェルーチ)という血統。従兄に97年デイリー杯3歳S(GII)を制し、98年日本ダービー(GI)で2着に好走したボールドエンペラー、半兄にJRA現4勝のスペシャルストック(牡6、美浦・大久保洋吉厩舎、父ジェイドロバリー)がいる。ダンスインザダーク産駒は、JRA現2歳世代で8頭目の勝ち上がりとなった。