25日、佐賀競馬場で行われた中島記念(3歳上・ダート2000m、1着賞金400万円)は、鮫島克也騎手騎乗の2番人気ダンツプライズ(牡7、佐賀・上川薫厩舎)が、中団追走から3角で早くも先頭に立つと、後方追走から一気に押し上げ、直線入り口で一旦は先頭に立った4番人気インターレジェンダとの叩き合いをクビ差制して優勝した。勝ちタイムは2分13秒1(稍重)。さらに5馬身差の3着には6番人気ザオリンポスマンが入った。
勝ったダンツプライズは、父サンデーサイレンス、母アンブローシア(その父ノーザンテースト)という血統。半兄に94年弥生賞(GII)2着のエアチャリオット(父サクラユタカオー)、従兄に97年愛知杯(GIII)を制したサクラエキスパートなどがいる。01年3月に栗東・石坂正厩舎からデビュー。7戦目で初勝利を挙げると、その後も堅実に走り続け、今年6月の鷹取特別(3歳上1000万下)10着を最後に、現所属の佐賀・上川薫厩舎へ移籍。移籍初戦を勝利で挙げるなどコンスタントに活躍し、前走、初の重賞挑戦となった九州大賞典でも2着と好走していた。通算成績47戦6勝(重賞1勝、JRA41戦3勝)。
鞍上の鮫島克也騎手は同レース初制覇。管理する上川薫調教師は、騎手時代に88年ヒカリシャダイとのコンビで制しているが、調教師としては初勝利となった。